男性不妊と漢方
男性不妊の治療に使われる主な漢方薬
男性不妊の大半を占める、精子数が少ない・精子の運動率が悪いといった「造精機能障害」に対しては、現在のところ、特効的な治療薬がないといわれます。そこで、精子数や精子運動率がやや低下している場合であれば、漢方薬のような体に負担が少ない薬を使って改善を試みる場合もあります。
一般に、男性不妊の治療では下記の漢方薬が処方されることが多いようです。
補中益黄湯- 胃腸の働きを高め、体力や気力を補うとされる漢方薬。精子の運動能力を高める働きが期待されている。
八味地黄丸- 衰えを解消し、排尿機能を調節するとされる漢方薬。精子無力症に対しての効果が期待されている。
六味地黄丸- 衰えを解消し、排尿機能を調節するとされる漢方薬。下半身の不調や滋養強壮などの効果が期待されている。
漢方治療のメリット・デメリット
上記以外にも、原因に応じて様々な漢方薬が処方されますが、どの漢方薬も基本的には体全体の調子をよくすることによって造精機能の改善を試みるものです。比較的、効果がおだやかなため、体への負担が少ないというメリットがあります。しかし、その反面、西洋薬のように鋭い効果を期待できるものではなく、効果は明確ではありません。
また、即効性があるものではありませんので、長期間じっくりと取り組む必要があります。
「造精機能障害」に対する特効的な治療薬がない今、「少しでも元気な精子を増やしたい」と漢方治療に取り組んでいる方、これから取り組んでみようと思っている方はとても多いことと思います。漢方薬を利用する際には上記のようなメリット・デメリットを十分に理解し、ご自分のペースであせらずじっくり取り組むことをお勧めします。
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