男性不妊とタバコについて
喫煙(タバコ)と男性の生殖機能の関係
肺がんをはじめ、様々な病気の原因になると指摘されている喫煙(タバコ)。男性の生殖機能にも悪影響を及ぼすというデータがあります。
報告データA 「精子数への影響 〜男性の精子数が約15〜24%減少〜」- ノースカロライナ大学のMarilyn Vine教授の研究データによると、喫煙している人の1ml当たりの精子の数は喫煙していない人に比べて、約15〜24%も少ないとされています。
報告データB 「精子の受精能力への影響 〜受精する力が低下〜」- アメリカ生殖医学会において発表されたデータでは、喫煙している男性の精子は、正常な精子より、卵子と受精するパワーが低いとされています。なんでも、正常な精子の約4分の1しかなかったそうです。ちなみに、研究の対象となった男性は、1日4本以上のタバコを2年以上すっている方、そして、全体の平均的な喫煙年数は約15年とのことです。
報告データC 「治療の妊娠率への影響 〜体外受精の妊娠率が低下〜」- 医学誌「ヒューマン・リプロダクション」に掲載された、カナダ・マクマスター大学の研究者による調査結果です。夫婦のどちらかが喫煙している場合、体外受精を受けた際に妊娠できる確率は、夫婦2人が喫煙していない場合に比べると、約2分の1になってしまうとのことです。
報告データD 「精子の状態への影響 〜精子のDNAを損傷〜」- スペインのバルセロナ大学の研究チームによると、喫煙(タバコ)は、運動能力の高い元気な精子のDNAを傷つけたり、損なわせたりしてしまうことが明らかにされています。
報告データE 「性行為への支障 〜EDのリスクが40%UP〜」- 「Tobacco Control」という雑誌に掲載されたオーストラリア・シドニーの研究チームの調査研究によれば、1日に20本以上、喫煙している男性は、喫煙していない男性に比べて、ED(勃起不全)を招く確率が40%(1.39倍)高くなってしまうそうです。
とはいえ、喫煙(タバコ)していても、何の問題もなく赤ちゃんを授かっているご夫婦もいらっしゃいます。そのため、一概に、喫煙(タバコ)が不妊を妨げる原因になるとは言い切れません。ですが、これだけ報告があがってきているところをみれば、喫煙(タバコ)が男性の精子や精子をつくる働きにトラブルを招く恐れがあることは十二分に考えられます。赤ちゃんが欲しいけど、なかなか授からないという場合には、健康のことも考え、禁煙してみたり、それが急には難しいようであれば、少しずつ節煙してみたりするのも有効的かと思います。
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